このページでは、鍼治療・経絡治療・灸治療などのよくあるご質問についてご紹介します。
駐車場はありますか?
はい。治療室前に一台駐車できます。
どのような服装がよいですか?
ゆったりした服装が適しています。着替えもありますので、遠慮なくご利用ください。
鍼は痛くないですか?
痛くないように刺しています。
抵抗がある方には、刺さない鍼もございますのでご安心ください。
鍼は使い捨てですか?
鍼はその都度処分いたします。
<経絡治療(けいらくちりょう)について>
経絡治療とは、どういう治療法でしょうか?
病体を氣(き)血(けつ)の変動として全体的に考えて、現れている症状から、
12の経絡(けいらく)の、どの経絡に変動が起きているのかを、望(ぼう)、聞(ぶん)、問(もん)、切(せつ)により診断し、経絡の虚(きょ)実(じつ)を把握し、治療方針を立てます。
虚している経絡を補(ほ)し、実している経絡は瀉(しゃ)し、全身のバランスを整え、生命力(自然治癒力)を高める治療法です。
経絡治療は、病名による治療法ではありません。
例えば、
頭痛の方でも、人により使う経絡、ツボは違います。(同病異治どうびょういじ)
また、頭痛の方と坐骨神経痛の方が、同じ経絡、ツボを使うこともあります。(異病同治いびょうどうじ)
氣血(きけつ)とはなんですか?
氣とは、血(ケツ)の働きを助け、血を全身に巡らす原動力です。
血とは、全身を営む栄養です。
経絡(けいらく)とは?
人が生きていくために必要な氣血を循環させている経路です。
主に12の流れがあり、それぞれが臓腑と結びついて、
その途中に経穴(ツボ)が点在しています。
望(ぼう)、聞(ぶん)、問(もん)、切(せつ) とは?
望とは、顔色、姿勢、など視診のことを言います。
聞とは、声の調子や体臭により診断することです。
問とは、病状や味の好み、生活習慣などをたずねます。
切とは、全身の肌の表面に触れ、腹診、脉診(みゃくしん)などで診断します。
虚実(きょじつ)とは?
虚とは、不足している、または弱い状態のことです。
実とは、余っている、または強すぎる状態のことです。
補(ほ)、瀉(しゃ)とは?
補とは、不足しているものを補います。
瀉とは、余っているものを取り除くことです。
<お灸について>
お灸はどのようなものですか?
当室では、主に知熱灸を用います。
知熱灸とは、直接、艾(もぐさ)を皮膚に置いて、火を先端につけ、燃えつきる前に取り除きます。ほんわか温かさを感じます。
必要に応じて、深谷灸法を行います。
深谷灸法とは、症状により効果のあるツボを選び、お米粒くらいの大きさの艾(モグサ)を直接皮膚に置いて、火をつけ、燃え尽きる前に竹筒で囲い押さえ、燃え尽きた頃に竹筒を離します。そのため、熱さは緩和されますが、お灸の痕が残る場合があります。それでも、お灸の熱がツボに入った時の心地よさ、効果は大きいのです。
以上のように、お灸の痕が残ることがありますが、ご了承いただけない場合は、行いませんのでご安心ください。
<指圧について>
指圧はどのようなものですか?
当室は極軽い指圧ですが、氣を送りながら、身体の中心に向けて緩めていきます。 強いマッサージ、指圧をご希望されても、 当室では強く圧しませんので、ご了承ください。
(2023.11月 指圧のみの施術は行っていません)
なぜ強く圧さないのですか?
強く圧されると、その時は気持ちよく感じることが多いと思います。
しかし、強い圧に対抗しようと更に身体が鎧を着てしまうのです。 あん摩殺しの肩、腰と言われるように、強く、強く更に強く圧して、揉んでもらわないと、 氣が済まない身体になってしまいます。 ここまでの硬い身体になりますと、月日が掛かりますが、 軽い圧で、薄皮を剥ぐようにほぐしていき、生活習慣を見直していただければ、 いつしかコリも氣にならなくなりますよ。